起立性調節障害(OD)とは?
私は6年前に起立性調節障害と診断され、現在は普通に生活ができているニコです!
今日の記事は、たくさんの方に見ていただけるように時間をかけて書きました。
最後までご覧いただけたら嬉しいです☺︎
起立性調節障害、通称ODとは?
なんだそれ、、障害…?
と思われた方もいると思います。
起立性調節障害とは、自律神経がうまく働かなくなることで低血圧になり、
重度の方だと失神することもある病気です。
主な発症時期は第二次性徴期と重なる10〜16歳、
軽症を含め小学生で約5%、中学生で約10%がこの病気を抱えています。
また、女の子の発症率は男の子の1.5〜2倍という性差もあります。
原因や症状は?
まず原因は、自律神経の調節の乱れにあります。
といっても分かりづらいですよね。
では、自律神経の調節の乱れはなぜ起こるのでしょうか。
それは、生活リズムの乱れや環境の変化、精神的なストレスなどが原因になります。
思春期の子どもは特に、心も体も発達する時期なので精神的なストレスが溜まりやすくなります。
よく、この病気は真面目で気をつかう子が発症しやすいと言われます。
つまりストレスを溜め込んでしまうような子が発症しやすくなると考えられます。
また、約半数に遺伝傾向があります。
次に症状についてです。
先述したように、低血圧の病気であるため、
- 目まい
- 立ちくらみ
- 倦怠感
などの他、
- 頭痛
- 食欲不振
- 動悸
- 疲れやすい
- 集中力の低下
というような症状があります。
また、日常生活に大きな影響を及ぼす症状が、
朝起きられない
ということです。
朝は、脳への血流が低下するためです。
そのため朝声かけをしても起きられず、声かけをされたことを覚えていないこともあります。
このような症状があるため、最初は親も病気だということを理解できず、怠け者だとか甘えだとか言われてしまいます。
お昼過ぎくらいになってようやく起きられるようになります。
起きてからは夕方ごろまでは、先述したような症状があります。主にズキズキ、ガンガンする頭痛や倦怠感が続きます。
また逆に、夜は病気だということを忘れてしまうほど元気になり遊んだりすることもできます。
私の場合は、お昼の1時頃に起きて夜中の3時頃に寝ていました。
治療方法は?
残念なことに、
この薬を飲めばなおる!といったものはありません。
では一体どのように治療していくのでしょうか。
主には生活リズムの改善です。
具体的には
- 頑張れる範囲で朝に起きる
睡眠環境を整えることが大切です。部屋に朝日が入り込むようにすると良いです。
- 適度に運動をする
元気な夜に散歩をします。どうしても大変な場合は、ストレッチをすると良いです。
- 起床後はなるべく横にならない
体が起きている体制になることで、自律神経の調節につながります。
また、そのほかには
- 水分や塩分を多めに取る
水分は2L、塩分は10gを目安にしてとります。
塩分はなるべく食事を通してとります。
寝る前にお味噌汁や梅干し1個を食べると効果的です。
- 起立時はゆっくりを意識する
急に立ち上がるとめまいや立ちくらみがひどくなります。また、長時間立ち続けることもなるべく避けます。
- ストレスを溜め込まない
家族や友達、学校からの理解を得ることで心の負担が軽減されます。
といったことを意識します。
これを気長に続けていくと、徐々に症状が軽くなっていきます。
治る期間は人それぞれ(数ヶ月〜数年)ですが、時間の経過が治してくれます。
本当に大変だと思いますが、ゆっくりと焦らずにその時を待ちましょう。
〜最後に〜
この病気はまだ認知度が低く、理解されないことが多いので辛いことばかりだと思います。
でも、安心してください。
仲間も沢山います。
ひとりで悩まないでください!
絶対に治る日が来ます。
もし何か気になったことなどあれば、お気軽に質問してください!
また、近いうちに私の実体験も書こうと思っているので、興味があればぜひ読んでみてください☺︎
どうかたくさんの方々に理解される日がきますように…。